GIFT

与えられたGIFTに感謝し、子供たちにどれだけのGIFTを残せるか

優秀な人ほど早く辞めていく

本日、勤務先の会社で退職者の発表があった。


わが社は10000人くらいの規模か(何人在職しているかもわかっていない)

そのなかで、今月の退職者は20人程度。

でも、期変わりなので部長職の方の名前もあった。


お子さん二人いるのに、いつも笑顔で、でも芯が強そうな女性
部長職をされていて、ある種、働く女性のロールモデルになりそうな方。
次はどこへ行かれるのだろうか。
介護、育児・・・仕事をやめる理由はいくらでもつくれる。
でも実際に辞める決断というのは本当に重い。

本人は相当考え考え抜いた後の結論なのだろうから。

 

まったく接点のなかった一社員である私でも
自分でも驚くほど、ひっそりと、意外なほど大きなショックを受けている。


また、ほかにも知っている人の名前が何人か。
知っているということは、その人たちが優秀だからだ。
優秀で活躍していたからこそ、接点もないのに知っているのだ。

 

そういう優秀な人がごそっと抜けて行く会社。
将来を悲観しそうになる。
そこにしがみつく、何もできない非力な自分が対照的で
さらにこの会社の行く末を見てしまったような気がする。


前月は、同期の友人が
年収1000万オーバーという高待遇で外資に引っこ抜かれて転職していった。

それを聞いた同期の友人が、私もそろそろかな なんて言う。


3人も子を抱えた自分はもうしがみつくしかない。
こんな自分を時短という名のパート仕事で楽して稼がせてくれる。
福利厚生も変わらず受けることができる
時代の流れもあり、在宅勤務制度が整備され、使える環境が整っている。

そこに乗っかってあと10年は稼がせてもらおう
なんて、思っている。
そんな意識の社員がそこここにいる限り、この会社の未来は暗雲に包まれているのではないか。

 

自分が組織の癌だと思いながら
大好きだった仕事にあたるのがどれだけ悔しいことか。

いち早く組織から抜け出し、辞めて行く優秀な社員になりたかった。


そんなことを思う秋晴れの朝である。